嫌やの

朝、起きて、ご飯食べて、着替えて…
この辺りからだんだん機嫌が悪くなり、
靴下を見せると「嫌やのっ!」


『(保育所の写真を見せながら)先生おはよう行くよ!
 靴下はいてちょうだい!』と無理やり履かせ、

『はい、ジャンパー着て』とジャンパー持ってくると

「嫌やのっ!」

『嫌じゃなかろう!さぁ、着て、着て。』


しぶしぶ靴はいて玄関から出て、
自転車のところまで行って顔見ると
これまた不機嫌なコブタが…。(笑)


すずちの目線まで腰を下ろし、
『座布団もしいたし、毛布もあるで、寒くないから
少し我慢しような。えらいな。おーよしよし』と


通常、自転車で保育所行くくらい
ほめられることでもないのだけど、
すずちにとっちゃ冬の通所は死活問題らしい。
「こんなにがんばって自転車乗ってるのに誰もほめてくれないし、
なんで怒られなきゃいけないの?」って気持ちなんだろう。


だから、あの大暴れの日から、
ママンはすずちをよくほめるようになった。
どうでもいいことでも、『わぁ〜すごいね〜えらいね〜』は
合言葉のように繰り返される。


寒いからという理由か、風呂も入るのを嫌がるようになってきた。
うちの脱衣所は寒い。廊下も寒い。
あっちこっちから隙間風がビューっとな。


それでも、やっぱり褒め上げてなだめて入れる。
体を洗うときもほめる。
シャンプーもほめる。
『あ〜えらかったね。きれいになった。可愛いね!』
ほめるのが無いのとあるのでは湯上りの機嫌も違う。
しばらく続くが温かくなってもなるべく忘れないようにしようとは思う。


最近、寒いのとは関係なく、
保育所で朝のお別れが辛いらしい。
「お母さんと離れるのが悲しいと理解できたからですよ」と
先生が言ってくださるが、はたしてそうなのだろうか。
それはそれで嬉しいのですが、
何か裏があるのでは?と一人疑って見る…。


でも考えてもわからないので、
私の出した結論は


寒い→自転車乗りたくない→歩くのも嫌→抱っこしても寒い→
保育所も寒い→トイレが冷たい→砂も冷たい→手を洗う水が冷たい→
お家(車)があったかい→家=母→ママンと離れたくない


こうなのではないか?たぶん。
家とママンが同一化してないか?
でもそれでもママンが好きだと少し実感できるので
それはそれで嬉しいよ。うん。
毎日迎えに行ってるんだから一日のスケジュールをこなしたら
また会えるってわかってくれるといいけどね。



ちなみに風呂編
寒い→部屋は暖かい→廊下寒い→風呂寒い→風呂嫌
風呂入る→あったかい→じゃばじゃば楽しい→ピンとひらめきお水遊びしたい→
浴槽から出る→ところが洗い場寒い→また浴槽に戻る→
すかさず浴槽からひっこぬかれて体を洗われる→耳の後ろと
首は洗っちゃイヤン!→シャンプーは頭からお湯ザバー→
あがって着替えるところ寒い→服着るとなんだかあったかい→
廊下出ると寒い→号泣で全力疾走→部屋


脱衣所ストーブ入れてるけどなぁ。寒いなぁ。大人でも思うよ。うん。